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注意が必要なダイエット法


~注意が必要なダイエット法~


これらの方法が自分にとって有効なダイエット法であるかそうでないかの判断は個人の選択の自由だと思います
ただこういうところに注意が必要であると思うことを紹介しますので参考にして下さい


エフェドリン(エフェドラ・麻黄)を含有したダイエットサプリメント

インターネットで手に入る海外のダイエット食品の中でエフェドリンが含まれているものがあります。(日本では無認可)
エフェドリンは一時的に基礎代謝を上げる効果があり、ダイエット効果は高いのですが、アメリカでは何人もの死者が出ているほどの副作用があるため、特に気をつけていただきたい成分の一つです。
またエフェドリンは、メタンフェタミン(日本で「覚せい剤」と呼ばれる)と化学構造式が類似し、覚醒作用を持っており、しばしば薬物乱用者の乱用対象薬となっています。
赤城高原ホスピタルのHPにエフェドリンについての詳しい情報が紹介されていますので参考にして下さい。

中国製ダイエットサプリメント・ダイエット茶

インターネットで買える中国製ダイエットサプリメントを飲んだ方に肝機能障害の副作用が出て死亡者まで出ているそうです。
また肝機能障害や急性重症肝不全で入院中の方が多数おられるらしく注意が必要なダイエット食品だと厚生省から警告が出ています。
特に注意が必要な商品として厚生省から2つの商品名が発表されています。商品名は「おんしどうげんぴこうのう」と「せんのもとこうのう」というものです。
また名前が明らかにされていないダイエットサプリやダイエット茶で、乾燥甲状腺の粉末やフェンフルアミンという医薬品の食欲減退剤が含まれているものもあるそうで注意が必要とのことでした。これらは実際の商品には成分表示されておらず、いずれも日本では医薬品としてでも使用が認められていない危険な成分だそうです。
これらのダイエットサプリだけでなくインターネットで個人輸入出来るダイエットサプリは日本では認可されていない成分(薬事法違反)が含まれているものがたくさんあります。漢方ダイエット、ハーブダイエットと紹介されているものの中にもどんな副作用が起きるかが分からないものもあるそうですので漢方やハーブといった自然素材のものだからと安易に手を出されないように充分気をつけて下さい。

ファスティングダイエット(断食)

私が読んでいるダイエットのメールマガジン、10秒ダイエット医師が教える1分ダイエット の情報によりますと、ファスティングダイエット(絶食)や超低カロリーダイエットについてこのような見解が出ています。
絶食後、異常な食欲を示してしまう場合が多い。
絶食そのものが短期間であっても合併症(腎障害、糖尿病)によっては重大な結果を招きかねない。
リバウンドの度に絶食を強いられ、正常な食生活習慣を保ち難い。絶食を行った事により精神的な安定を望めない。
個人で行った場合、「絶食崇拝」になりかねない。更に絶食が体に良いという誤った認識を植え付ける結果となる。

食事を満足に取っていないのだから一時的に体重が減るのは当たり前のことです。
極端な食事制限をすると、肝臓や筋肉に蓄えられていたグリコーゲンがエネルギーとして使われます。すると筋肉は細くなってしまい枯渇します。
グリコーゲンはその3倍の量の水分も保持しているので、それも尿としてたくさん出ていきます。すると顔や体のサイズは一回り小さくはなります。これがファスティング(断食)ダイエットや超低カロリーダイエットの最初の数日で起こる現象です。
つまり体重や体の各部分が細くなっても減った分は体脂肪だけではなく筋肉が細くなってしまったことによるサイズダウンだということになります。
脂肪でなく筋肉が減ると基礎代謝量も減るということになるのでダイエット後にはカロリー消費しにくい太りやすい体になってしまいます。ダイエットのつもりがその後に余計に太りやすい体を作ることになりかねませんので充分に気をつけて下さい。

ダイエットジュース

ダイエット期間中、ダイエットジュースだけ飲んで痩せるなら普通のジュースでも痩せるでしょう。
胃や腸に内容物がほとんど入っていないのだから体重が減るのは当たり前。 この方法も上のダイエット法と同じで超低カロリーダイエットをしているに過ぎません。
即効性のあるダイエットは筋肉や骨、基礎代謝を落とします。
特に脂肪は筋肉より軽いので筋肉が落ちれば体重が目に見えて減りますが、基礎代謝を保つ役目の筋肉は残して脂肪だけを落とそうと思えば脂肪は軽いのでゆっくりしか体重は減らないのです。
辛いダイエットをした結果、代謝の悪い太りやすい体になってしまっては何の為のダイエットだか分からなくなりますね。

カロリー制限を目的としたダイエット食品

カロリー制限を目的としたダイエット食品は確かに体重が減るという効果はありますが、カロリー制限をやりすぎるとダイエット後にリバウンドしてしまう結果になりがちです。
何故ならカロリー制限だけのダイエット法は痩せると同時に基礎代謝量を落とすのでダイエット後には少し食べただけでもカロリーを消費しにくい体になってしまうからです。
そのようなダイエットは必ず並行して運動を取り入れることをアドバイスされます。それは運動することにより筋肉を鍛えて基礎代謝量を上げ、カロリーを減らして代謝が落ちた分をプラスマイナスゼロにするためです。
カロリー制限をやりすぎずに運動も併用するという意志があるならダイエット食品も効果的な方法と言えると思います。
でもたいていの人は運動は三日坊主でカロリー制限だけで痩せようとします。
確かにカロリー制限をすると痩せることは痩せますが代謝を落とすとダイエット後にリバウンドする事は確実になってしまいます。
そして一番怖いことは代謝の悪くなった体はダイエット前より太りやすいためリバウンドすると以前の体重より増えやすいと言うことです。
これでは食べる=太るということになりいつまでたっても普通の食事には戻せなくなります。
そしていつの間にかリバウンドで元の体重に戻ったり以前より体重が増えてしまった時に、以前成功したこの方法をまた再度チャレンジするという人が多いようです。
以前より代謝が悪くなった体は少ないカロリーでもやっていけるようになっていて再度チャレンジしたときは以前のようには順調に体重は落ちません。
それでもリバウンドするたびにまた同じダイエットを繰り返す羽目になり、リバウンドを繰り返すたびにドンドン基礎代謝の低い体になり、少し食べ過ぎただけですぐ太るという太りやすく痩せにくい体になってしまうことを充分注意する必要があります。
私は決してカロリー制限のダイエット法を否定している訳ではありません。無理のないやり方を実行すれば効果的なダイエットといえるでしょう。
ただカロリー制限をやりすぎないことと、代謝を落とさない努力を併用しなければいけないということを理解して頂きたいと思います。
低カロリーダイエット食品については低カロリーダイエット食品について その1その2で詳しく紹介しています。

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